📘 このトピックは、当サイトの睡眠の科学・完全ガイドの一部です。睡眠を体系的に整えたい方はハブ記事から始めるのがおすすめ。

睡眠系サプリの売れ筋を見ると、必ず出てくる2つの成分が グリシンL-テアニン です。 味の素の「グリナ」がグリシン、サントリーの「PIRURUSU」「DEAQUA」がL-テアニン主体、と覚えがちですが、 この2成分は効くメカニズムが完全に違います

今回はそれぞれの科学的根拠と、どちらが自分に向いているかの判断基準を整理します。

結論

成分メカニズム向いている人
グリシン深部体温を下げて入眠を促進入眠に時間がかかる
L-テアニンGABA増加で副交感神経優位、リラックスストレス起源の不眠、考え事で眠れない人

「眠れない理由」が違うので、症状で使い分けるのが正解。両方併用しても問題ありません。

一目でわかる比較

(比較データなし)

比較表に入る前に、研究データが最も厚いグリシン側の鉄板アイテム:

グリシンの科学

Kawai et al. (2015, Neuropsychopharmacology) がメカニズムを最も明確に示しています:

  1. グリシン(3g)を就寝前に摂取
  2. 末梢血管が拡張、皮膚温が上昇
  3. 結果として深部体温が下がる
  4. ヒトの体内時計は「深部体温の低下」を入眠シグナルとして認識
  5. 入眠潜時(眠りに落ちるまでの時間)が短縮

Bannai et al. (2012, Frontiers in Neurology) はグリシン3g摂取群と プラセボ群を比較し、翌朝の主観的疲労感、集中力、覚醒度の有意な改善を確認。

ポイント:

  • 効果は 「入眠」と「翌朝の覚醒度」 に出やすい
  • 中途覚醒を直接減らす効果は限定的
  • 副作用はほぼ報告なし(食品成分なので安全性高い)

L-テアニンの科学

L-テアニンは緑茶(特に玉露・抹茶)に多く含まれるアミノ酸で、 カフェインとセットで摂取すると独特の「リラックスしつつ集中」状態を作ります。

Lyon et al. (2011, Alternative Medicine Review) のレビューによれば:

  • L-テアニン200〜400mg摂取でα波(リラックス時の脳波)が増加
  • GABA、ドーパミン、セロトニンの代謝を変化
  • 副交感神経優位 → コルチゾール低下
  • 結果としてストレス由来の不眠に効きやすい

5/5 早朝覚醒の記事 でも触れたように、 ストレス・不安でコルチゾールが普段から高い人は早朝覚醒しやすい。 L-テアニンはこのコルチゾールを直接下げる方向に作用するので、相性が良いです。

私見 - 症状別の選び方

「とりあえず睡眠サプリ」と検索する人が多いですが、 自分が「どうして眠れないか」で選ぶのが効率的です。

グリシンを選ぶケース

  • 布団に入ってから30分以上眠れない(入眠潜時が長い
  • 布団の中で身体が熱く感じる
  • お風呂でしっかり温まらない/冷え性
  • スポーツやお酒で代謝が活性化したまま寝ようとしている

L-テアニンを選ぶケース

  • 布団の中で考え事が止まらない(反芻思考
  • 仕事のストレスで脳が興奮した状態が続いている
  • 早朝に目が覚めて再入眠できない
  • 緑茶を飲むとリラックスする実感がある

両方を組み合わせるケース

  • 入眠も中途覚醒も両方ある(混合型)
  • 試して相乗効果を見たい
  • グリシン単独・L-テアニン単独で物足りない

グリシンサプリ - 楽天売れ筋

味の素のグリナが定番ですが、3g摂取するならグリナ以外のサプリも選択肢に入ります。

L-テアニンサプリ - 楽天売れ筋

サントリー DEAQUA や PIRURUSU がCMでお馴染みですが、より高用量のテアニン単独サプリもあります。

グリシン + L-テアニン 配合サプリ(両刀)

両方一度に取りたい場合は配合サプリも便利です。

睡眠 サプリ Lテアニン 約1ヶ月分 送料無料 機能性表示食品 SWIMIN(スイミン) テアニン サプリ サプリメント 睡眠 テアニン グリシン 配合 眠り サポート オーガランド 睡眠 サプリ お試し ポイント消化 送料無 ポイント消費
楽天4.283件)

睡眠 サプリ Lテアニン 約1ヶ月分 送料無料 機能性表示食品 SWIMIN(スイミン) テアニン サプリ サプリメント 睡眠 テアニン グリシン 配合 眠り サポート オーガランド 睡眠 サプリ お試し ポイント消化 送料無 ポイント消費

¥2,780
サプリ専門店 オーガランド
選んだ理由: 混合型不眠(入眠困難 + 中途覚醒)の人に。各成分の用量が研究レベル(グリシン3g、テアニン200mg)に達しているか要確認
楽天で詳細を見る →

効きにくい場合の対処

サプリで全然効果を感じない場合、原因はだいたい以下:

  1. 用量不足: 研究レベル(グリシン3g、テアニン200mg)に達していない
  2. タイミングずれ: 就寝30〜60分前が最適、寝る直前は効きが悪い
  3. 根本原因が別: カフェイン取りすぎ、寝室の光、ストレスが解決していない
  4. 過度な期待: 睡眠薬と違って「強制的に眠らせる」効果はない、補助程度

特に4が重要で、サプリは 5/3 遮光カーテン5/5 早朝覚醒対策 と組み合わせて初めて 最大効果を発揮します。

やってはいけないこと

  • 寝る直前の飲酒との併用(アルコールが睡眠の質を破壊)
  • 用量を増やせば効くと思って大量摂取(個人差あるが効果は飽和)
  • 医師処方の睡眠薬と併用前にチェックなし(相互作用の確認必要)
  • メラトニンサプリの個人輸入(日本では医薬品扱い、品質保証なし)

まとめ

  • グリシンとL-テアニンは異なるメカニズムで効く別物
  • グリシン: 入眠困難、深部体温が下がりにくい人
  • L-テアニン: ストレス・反芻思考型の不眠
  • 両方併用も問題なし、混合型不眠には配合サプリが便利
  • 用量は研究レベル(3g、200mg)を満たしているか確認
  • サプリは「補助」、寝室環境とセットで効果最大化

睡眠の根本対策は 5/1 早朝光5/3 遮光カーテン5/5 早朝覚醒 の3記事で扱っています。