前回の記事で「5月の早朝光対策には遮光カーテンが最も合理的」と書いた。 今回はその遮光カーテンの 1級・2級・完全遮光の違い と、楽天売れ筋3タイプの比較を整理します。

遮光等級の定義(JIS規格)

日本工業規格(JIS A 5757)で遮光カーテンは3等級に分類されます。

等級遮光率体感
1級99.99%以上部屋がほぼ真っ暗。人の顔が判別できない程度
2級99.80〜99.99%やや薄暗い。人の表情が分かる程度
3級99.40〜99.80%薄明るい。読書はできないが動作は可能

完全遮光 は等級ではなく「遮光率100%」を指す独自規格。 これは生地裏面にアクリル樹脂などをコーティングして物理的に光を完全カットしています。

1級と完全遮光の差は実用上どれくらいあるか

数値的には 99.99% と 100% の 0.01% 差。 ただし体感では「ぼんやり輪郭が見える」 vs 「漆黒」 くらいの違いがあります。

具体例で言うと:

  • 1級: カーテンの織り目から漏れる光で、目が慣れれば部屋の家具配置が把握できる
  • 完全遮光: 真昼でも自分の手が見えないレベル

研究的には、Cho et al. (2015) が「就寝環境の光量と睡眠の質」を体系的にレビュー。 夜間の光暴露が10ルクスを超えると、レム睡眠と深睡眠の両方に影響することを示しました。 1級カーテンでも、強い街灯下では数ルクスが残ります。 完全遮光なら 0ルクスを実現できる。

ただし、ここで重要なのは:

完全に光を遮断すると、サーカディアンリズムを正常に保つ朝の光信号も得られなくなる。 (NELL 医師監修記事より要約)

つまり完全遮光は両刃の剣。 睡眠時間中の光は完全カットしたいが、起床時の光は欲しい、という矛盾が出てきます。

私見 - 「完全遮光 + 光目覚まし時計」が最強だが、1級でも十分

完全遮光の最大の弱点は「自然な目覚めが起こらない」こと。 これを解決する方法は2つ:

  1. 光目覚まし時計 で人工的に朝の光を作る(最強だが投資が必要)
  2. 完全遮光のうち1枚だけ開ける運用 でグラデーション暴露
  3. 1級遮光で妥協(多くの人にはこれで十分)

私の経験では、5月〜8月の対策としては 1級遮光で 90% は解決 します。 完全遮光が要るのは:

  • 街灯が窓に直撃している
  • 西日が強く夕方の昼寝が必要
  • 夜勤明けで日中睡眠する

このどれかに当てはまる人だけ。 普通の住環境なら1級カーテンに +α でアイマスクが現実解です。

楽天売れ筋3タイプ比較

3タイプの大まかな比較:

タイプ遮光率価格帯(W100×H200・2枚組)向いている人
1級遮光(無地・スタンダード)99.99%3,000〜5,000円コスパ重視。寝室の窓に問題ない
完全遮光(コーティング型)100%5,000〜10,000円街灯直撃 / 西日強 / 日中睡眠
1級遮光(防音・断熱付き)99.99%8,000〜15,000円マンション上層階 / 北向き寝室

それぞれの楽天売れ筋検索リンク:

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完全遮光 カーテン

生地裏面のコーティングで遮光率100%。やや重く、若干ゴワつく

選んだ理由: 街灯が窓に直撃 / 西日が強い / 夜勤で日中寝る、のどれかなら投資価値あり
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取り付けで失敗しないために

  • 窓よりサイズに余裕を持つ: 横は窓枠+10cm、縦は床に少し触れる長さ。隙間からの光漏れが最大の敵
  • カーテンレールも確認: 二重レールだと光漏れが減る(レース + 遮光)
  • 両端の光漏れ対策: マグネットテープでカーテン端を壁に密着させる方法もアリ

まとめ

  • 5月の早朝光対策には 1級遮光(99.99%)で 90% は十分
  • 完全遮光は「街灯直撃」「西日強い」「日中睡眠」の場合のみ必要
  • 完全遮光は朝の光信号が得られない問題があるため、光目覚まし時計とセット運用がベター
  • 楽天では3,000円から1級遮光が買えるので、まず試してみる価値あり

次回(5/5)は、早朝に目が覚めて二度寝できないとき の科学的対策をまとめます。